開発ストーリー

STEEL STORAGE WAGON DEVELOPMENT STORY

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STEEL STORAGE WAGONがDUENDEから発売になったきっかけは?

今回スチール製のワゴンを開発したのは、以前と生活スタイルが変わってきたことがきっかけです。

今は職場でも持ち帰りが出来るノートパソコンが増え、自宅からオンラインで打ち合わせをする機会ができたり、また専用デスクに座ってパソコンに向かうよりも、必要な時にノートPCを開いて作業をしたり、動画や音楽などを聴くなどパソコンが仕事の為だけでもなくなってきました。

週に1〜2回はパソコンを持ち帰って自宅で仕事をするようになった。という方も増えていますし、業種によっては今後それがワークスタイルになるのではないでしょうか。

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仕事をする場所は、ダイニングテーブルが中心、でも決まったノートパソコンの収納場所はなく、仕事が終わってもPCや書類は棚の上やリビングボード、テーブルの上に置きっぱなしになっている。

それをきちんと仕舞っておくスペースを確保したい、でもワゴンの見た目はインテリアに馴染むようなデザインがいい。

必要な時にさっと使える、出しっぱなしにせずにしっかり仕舞える。

従来のワゴンとは違う、いかにも仕事の雰囲気を醸し出すような見た目とは違い、使っていないときには見た目もシンプルでインテリアに馴染んでくれるような蓋が開閉できるワゴンを作ることにしました。

 

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Q2:デザインのコンセプトや製品の仕様はどのように決まったのか

 
蓋があることのメリットワゴンの蓋が開閉式だと使いやすいと思いました。一番上が解放されている場合、置きやすい取りやすいというメリットはありますが、ごちゃついてしまう理由にもなります。

蓋を閉じればごちゃごちゃも見えず、すっきりした印象になります。

オフィスなら会社を出た時点で気分もOFFになりますが、家で仕事をするとなると、

仕事道具が見えてることで、なんとなく気分もOFFにならない。

 

蓋を開ければワゴンもON、気分もON 。蓋を閉めれば、見た目もOFF、だから気分もOFF

家での作業のONとOFFの切り替えにもなると思います。

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インテリアとしての見た目木材ベースの収納家具の場合、15~18mm程の厚みがないと構造材として持ちませんが、スチールの場合は、1~2mmのスチールの板でも折り曲げることで強度が保て、材の厚みを省けることでプロダクトの余計な存在感を少なくできます。

プロダクトの構造材が薄くできれば、内側のサイズ、いわゆる内寸法も有効に使えることになります。

 

デザイン的に見てもスチールをサイドパネルや棚板に使用することでワゴンというプロダクトの存在感が出過ぎず、見た目の印象がだいぶすっきりすると考えました。

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横はしっかり塞がれている安心感、棚とは違う収納として箱型の美しい見え方、デザインとしてまとまっている全体のサイズ感。

壁面に置くのが定位置になると思いますが、キャスターがついていて可動できるストレージ。

インテリアとして置かれた時にキャスターの見た目が邪魔だなと思い、キャスターが見えないように設計しました。

 

スチール製の場合、なんとなく冷たい印象や痛々しい印象を与えがちですが、

Rに曲げたカーブとエッジの処理で、スチールの薄いシャープさを柔らかい印象と表情にしました。

 

Q3:製品化をする際にこだわった点など


収納について最下段は、ファイルや書類などがすっきり置けるように大きく取りました。

置かれた本やファイル、収納ケースなどが仕舞いやすく取り出しやすいことにも繋がりますが、ホルダーを10°傾斜させています。

収納されたものが斜めに収まることでアクセントなり、実際に使われている状態が美しく見えることも重要と考えました。

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電源タップごと収まる収納ボックスノートパソコンのケーブルやアダプター、スマホの充電、その他5~6口の電源タップごと入るボックスを作り、背面から取り外しができ、主電源コードのみをボックス下から出せるようにしました。

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使い方が広がるプロダクトフックがあれば、カバンなども掛けられると考え、手掛けとしてくり抜いたサイドパネルの穴に掛けるフックも付属しました。また、本体がスチールなのでマグネット製品などを使い、蓋の裏などにメモも付けたり、アイデアで使い道が広がるプロダクトにもなると思います。

 

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組み立て式にこだわる理由組み立て製品にすることも当初から意識しているところでした。

設計の際、組立てでも強度を担保できるような構造や、パーツの加工の精度や、塗装の厚みに至るまで考慮して作る必要がありますが、必要最低限な梱包サイズにすることで、無駄な物流コストを掛けないで済みます。

もしも生活環境が変わって引っ越しをするときにでも、一時的に解体をしてまたコンパクトな状態にしておくことができ、一旦解体しても、また同じように組み立てて使えるような設計を検討しました。

 

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「デジタルと距離をとる」

 

今の生活はあるゆることがデジタルでできるようになった反面で、情報や仕事から距離を取りたい時にも手軽だからこそ、その想いと裏腹に、ついつい情報や仕事に吸い寄せられてしまうのではないでしょうか?

 

このワゴンは、デジタルデバイスを使わない時には、サッとしまえ、家のインテリアに馴染むデザインにより、外からの情報に縛られない家での過ごし方を提供してくれます。

 

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