開発ストーリー

MUKOU DEVELOPMENT STORY

Q1:MUKOUがDUENDEで発売となった経緯は?

デザインユニットのPINTOのお二人が、DESIGNTIDE TOKYO2008に『サイレント」という展示テーマで存在が消えるようなデザインを目指して制作したプロダクトです。

出展されたプロトタイプは、6ミリ厚の樹脂製の小ぶりなダストボックスで、デザインのコンセプト通り、壁に沿わせて置くと太いパイプが壁に6割くらい埋まっているように見えました。

製品の名前はMUKOU=ムコウ(向こう)。
壁の向こうに続きがあるような…
壁の向こうから太いパイプが出てきたような…
このネーミングと製品の雰囲気がぴったりでした。

この機能を残して存在が消えるようなコンセプトが魅力に思い、DUENDEのオリジナル化を申し入れて製品化しました。

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よくあるようなゴミ箱を置くと、その姿は「そこに置いてあります」と言わんとばかりの存在になりますが、PINTOとのミーティングスペースがコンクリート床に白い塗り壁だったこともあり、壁に沿って置いてあるその物体(ムコウ)がインダストリアルな雰囲気で空間に馴染んでいたのを今でも思い出されます。

製品化を目指してディスカッションを開始し、グレーの樹脂だとやや味気なく、家庭で使うためのインテリアとしては難しい、それにゴミ箱としてはサイズが少し小さすぎる。

壁のMUKOUに続きがあるような佇まいや、奥行が小さめでスペース的にも邪魔にならないという特性を生かせる用途、丸い円柱のようなスチールが壁に寄り添っている姿から、インテリアにもなる傘立てとしての製品化が決まりました。

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Q2:デザインや製品の特徴はどこ?

床から上に真っすぐ伸びた円柱は、施設の柱や電柱など、工業的に作られたモノとして記憶にありますが、円柱を1/3だけ切り離したような存在は見覚えがなく、シンプルなインテリアとして家の一部となって馴染んでいく姿がとても魅力的だと思います。

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Q3:製品化をする際にこだわった点など

1枚のスチール板が全体に丸く曲がり、そこに立ててあるだけのような姿が重要と考え、斜め上から見ても背板が見えないよう、背板を低くしました。

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部材は丸く曲げたスチールプレートと背板と底面を一体化したプレートだけですが、エッジが真っすぐ歪みのないミニマルな姿にするために、接合部分は背板を少し折り曲げてスポット溶接で隙間なく溶接した後に、表面を滑らかに仕上げています。

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背面と底面は水溜まり防止、塗装をしっかり塗るために細かい穴を開けたパンチングメッシュで作り、濡れた傘がそのまま入れても大丈夫なよう、錆の防止と鋭い長傘の先端を受ける防水性のTPR(Thermo plastic Rubber)という弾力のある樹脂で、底部にぴったりと収まる水受けトレーも付属しています。また、トレーを清潔に保てるように取り外しがしやすくする穴も設けています。

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雨の少ないシーズンには傘立てとしてだけではなく、廊下や部屋に置いて造花や枝モノ、ドライフラワーなどを飾るフラワーベースとして使ったり、ミニマルだからこそ素敵なインテリアとしても、お使いいただけます。

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