開発ストーリー

DEVELOPMENT STORY

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Q1:こちらのMargeshelfの開発の経緯は?

以前より、DUENDEでシェルフを作りたいと思っており、DUENDEの製品をいくつも手がけて頂いている建築家・芦沢啓治氏を訪ねて、ディスカッションをしながらコンセプトから作っていきました。

開発したい製品のコンセプトや希望の要素をお伝えしてデザインを考えて頂くのではなく、芦沢さんとのモノ作りは、この製品を作りたい理由や想いなどを共有し、それら一つ一つがカタチを成しながら、デザインがだんだん出来上がっていきます。

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Q2:デザインのコンセプトや製品の仕様はどのように決まったのか

DUENDEの家具を好んでくださる方々は、どんなシェルフに共感してくれるのだろうか。
素材は、構造材として強度のあるスチールを曲げて棚板にし、支柱はオークなどの木材。デザインアイデアと棚板と支柱の接合方法や構造を考え、ディテール部分が徐々に具体化していきます。

薄いスチール板も折り曲げることで強くなり、二か所を折るとさらに強くなりますが、強度の面でいえば、同じ向きに曲げるのではなく片方は下に、片方は上に曲がっていても大丈夫です。
これが、Marge shelfのコンセプトのヒントになりました。

 

Q3:デザインや製品の特徴はどこ?

棚の前後を折り曲げることで強度を保つのと同時に後ろの折り曲げ部分は棚板にとっての背板の機能にもなります。本などを後ろ側で揃えるといった整理整頓だけではなく、棚の上に置いたものが背面に落ちず、置くモノそのものがとても大事に扱われるかように、「モノのステージ」の役目を果たしてくれます。

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Q4:製品化する際にこだわった点など

それぞれの棚板と天板を同じ仕様にし、後ろから見ても綺麗に見えるよう、背面のクロスバーやバックパネルをあえて無くしました。シェルフは部屋で壁に沿わせる使い方が多いと思いますが、部屋の中央に置くことで空間の間仕切り的な使い方もできます。

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今回、MARGE SHELFにブラックカラーを取り入れました。

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DUENDEは ブラック、ホワイト、ダークグレーを主なカラーとしてプロダクトを作ってきました。

もともとのMARGE SHELFは3色の棚板カラーの位置が変えられることで置かれる空間や周囲のインテリアと調和しやすく、あらゆる場所に馴染みのいいものになるプロダクトですが、

このミニマルなデザインを、よりシャープな印象、格好のいいプロダクトとして作ったのが今回のMARGR SHELF BLACKシリーズです。

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支柱の仕上げは、塗装ではなくより天然木の木目が際立つオイル仕上げです。

オークの無垢材を限界まで細くした支柱を、ドイツ製のOSMOオイルを使って仕上げにこだわっています。

 

ウレタン塗装とは少し違う、手触りや木目の表情を長く使っていくと共に楽しむことができます。

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正直、オイル仕上げは一本一本手で塗ってから一定時間浸透を待ち、乾いて固まる前にまた一本一本拭きあげて、

その後丸一日以上乾燥させないといけないので、手間も時間も掛かりますが、

自然の恵みを使わせてもらっている無垢の木なので、これは譲れないと、黒の恍惚とした棚板の美しさに見合う仕上げをしています。

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このミニマルでどこから見ても美しいシェルフは、暮らしの中で一緒に時を育んで行ってくれると考えています。

 

 

 

 

 

 

 

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