What's
SOLID STEEL
HIGH DINER TABLE
2025年1月20日

家にある家具の高さは、ソファやサイドテーブルなど、割と低いものが多く、近い高さのインテリアで揃えると塊として空間に圧迫感をもたらします。
背の高いシェルフやハンガーなどで空間にメリハリをつけると、空間を広く感じる作用があり、この通常より15センチ高いテーブルは全体の空間の印象を軽くしてくれます。
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支柱一本のハイテーブルは、街のカフェや商業施設などでは多く使われています。
テーブルとしてはとても機能的ですが、支柱がやたら太く家にあると似合わない。というのが現実だったと思います。
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家に置いてもシンプルで格好のよいデザインとは、どういうものか。
天板を極めて薄くすることで、テーブルそのもの存在感を極限まで軽やかにする。また、同時にテーブルとして安定させる為にベースを重く頑丈に、でも見た目はスマートに。
テーブル天板の素材として一般的なのは木の無垢材を継いだ集成材や、木材を中心にそれに塗装や加工をしたものや、最近はガラスやセラミックなどもあります。
通常、木材では20〜25mmがスタンダードなダイニングテーブルの天板の厚みですが、スチールは強度が高いので SOLID DINER TABLE の天板の厚みは、セラミック、ガラスなどでも不可能なわずか3mmの薄さです。
また、支柱は肉厚のある太いパイプではなく、ベースと支柱に鉄の塊である無垢の角棒をつかいました。
その為、このテーブルは見た目のスマートさから思うより遥かに重くなっています。
(ハイタイプ約31kg)

設計、デザインをこれ以上省けないミニマルにすることで、家庭のインテリアにも合わせやすいデザインを目指しました。
日本のイスの座面の高さは42センチ~43センチが主で、それに合わせダイニングテーブルは高さ70センチが一般的ですが、HIGH DINER TABLE はそれより15センチ高くしました。
天板はそれぞれ70センチ径の円形と60センチ角の正方形があります。



ハイスツールと合わせ、軽やかで圧迫感のないスタイルは、現代の生活スタイルにフィットする新しい選択枝です。
85センチのハイテーブルは、空間をコンパクトに使うよりも、空間の邪魔をせずに広く見えるようになるというほうが近いかもしれません。ハイスツールから望む景色も、いつもの部屋を違った視点から新鮮に。まるでテラス席に座ったような開放感を部屋の中で感じられます。
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■ 円形と正方形の比較
円形は少し壁から離して置くと、かわいらしさのあるソフトな印象。3人でも使用しやすく、自宅にカフェのようなスペースができます。

正方形は二人で食事が出来るサイズ。丸よりもカチッとした印象で、壁付けするとかなりスペースがコンパクトになります。

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HIGH DINER TABLEにBENT HIGH STOOLを合わせた場合、使っていないときにはコンパクトに収納できます。


■ 素材やカラー、製品の仕様について
天板の薄さは3mm、塗装はDUENDEのMUKOU、WAGONなどで採用しているオリジナルカラーで、マットでザラッとした素材感のあるダークグレーです。

天板と支柱との固定も特殊な方法で横からの見た目にも影響せず、膝のあたりなどを踏まえて柔らかなカーブを付けました。



エッジの効いた陰影が美しい無垢の鉄棒は、支柱とベースの接合部分もミニマルできれいな印象を与えます。

また、床の凹凸に対応するアジャスターについては、ベース脚が床から浮かないよう、M10皿ネジの形状にフレームを切削加工し、アジャスター機能を付けました。

※こちらの製品は組み立て製品です。ベースと支柱は鉄の塊の為、大変重くなっています。安全のため、必ず二人以上で組み立てをしてください。
(参考・組立説明書)SOLID STEEL DINER TABLE 組立説明書
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この製品によって部屋の空間がどれだけ広く有効に使えるのか、ということを第一に考えて開発を進めました。
スペースをなるべく抑えた「ダイナーシーン」を想定し、既存のダイニングテーブルとは一線を画する、世の中にまだないテーブルです。
アメリカの映画に出てくる「DINER」という、簡単に食事をしに行く場所をネーミングに取り入れ、欧米諸国とは少し違った、限られた空間・時間しかない現代の日本の生活に必要な、新しい選択肢のひとつになると思います。
このテーブルによって、新しい空間を作り、心地よく感じていただければたいへん嬉しく思います。
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