What's
SOLID STEEL
DINER TABLE & HIGH TABLE
2024年12月20日

家に置いてもシンプルで格好のよいデザインとは、どういうものか。
テーブルとして安定させる為にベースを重く頑丈に、でも見た目はスマートに。それを叶える為に、肉厚のある太いパイプではなく、ベースと支柱に鉄の塊である無垢の角棒をつかいました。
その為、このテーブルは見た目のスマートさから思うより遥かに重くなっています。
(ロータイプ約24kg /ハイタイプ約31kg)
また、テーブル天板の素材として一般的なのは木の無垢材を継いだ集成材や、木材を中心にそれに塗装や加工をしたものや、最近はガラスやセラミックなどもあります。
通常、木材では20〜25mmがスタンダードなダイニングテーブルの天板の厚みですが、スチールは強度が高いので SOLID DINER TABLE の天板の厚みは、セラミック、ガラスなどでも不可能なわずか3mmの薄さです。
天板を極めて薄くすることで、テーブルそのもの存在感を極限まで軽やかにする。

設計、デザインをこれ以上省けないミニマルにすることで、木製のクラシカルな印象のイスから、軽やかなパイプ脚のイス、セブンチェアーやスタンダード...
あらゆるイスにも合わせやすいデザインを目指しました。
お気に入りのイスが置かれた様子は、まるでカフェのようにインテリアとしてダイニングを彩る新鮮な光景をつくります。

Q1:SOLID DINER TABLE の特徴はどこでしょうか?
一本の支柱が薄い天板を支える、限りなくミニマル、シンプルだけど使いやすいテーブルです。
このテーブルの使用上の特徴は、座る、立つ、という時にほとんどイスを動かさず済むことです。

■ 4本脚と支柱一本のテーブルの違い
通常、テーブルに合わせてあるイスは、座る、立ち上がる時に一旦後ろに引き出すために、イスの後ろ側にもけっこうなスペースが必要になります。
そのためテーブルは後ろの壁から70~75センチ程度距離を離して設置することになり、ダイニングセットは家の中でかなりのスペースを使っています。
4本脚のテーブルの場合(左のイメージ)は、座るときにイスとテーブルの脚に隙間が無いと座れないので、一旦大きくイスを後ろに引き出して、座ってから前にずり進む必要があります。

対して、支柱が一本のテーブル(右のイメージ)は、テーブルの左右に脚がないので横からするりと座り、立ち上がるときも同じようにイスを動かさずに立ち上がることができます。

SOLID DINER TABLEは、多くの4本脚のダイニングテーブルと
構造上の違いから、今まで必要だった
『イスの後ろに大きくスペースをとらずに済む」ことが、ダイニングシーン自体をコンパクトに、また使用していないときもすっきり見えるのが大きなメリットだと思います。
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支柱一本のテーブルは、ファミリーレストランのソファ席や喫茶店などでは昔から多く使われています。
テーブルとしてはとても機能的ですが、支柱がやたら太いから家にあると似合わない。というのが一般家庭にに普及しない点だったと思います。
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Q2:何種類のテーブルがありますか
日本のイスの座面の高さは42センチ~43センチが主で、それに合わせダイニングテーブルは高さ70センチが一般的です。
SOLID STEEL DINER TABLE は、高さ70センチで一般的なイスに合わせて使えるダイニングテーブルです。
また、それより15センチ高いハイテーブル、高さ85センチの HIGH DINER TABLE も用意しました。
天板はそれぞれ70センチ径の円形と60センチ角の正方形があります。

■ HIGH TABLEのメリット
家にある家具の高さは、ソファやサイドテーブルなど、割と低いものが多く、近い高さのインテリアで揃えると塊として空間に圧迫感をもたらします。
背の高いシェルフやハンガーなどで空間にメリハリをつけると、空間を広く感じる作用があり、この通常より15センチ高いテーブルは全体の空間の印象を軽くしてくれます。

ハイスツールと合わせ、軽やかで圧迫感のないスタイルは、現代の生活スタイルにフィットする新しい選択枝です。
85センチのハイテーブルは、空間をコンパクトに使うよりも、空間の邪魔をせずに広く見えるようになるというほうが近いかもしれません。

ハイスツールから望む景色も、いつもの部屋を違った視点から新鮮に。まるでテラス席に座ったような開放感を部屋の中で感じられます。
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■ 円形と正方形の比較
円形は少し壁から離して置くと、かわいらしさのあるソフトな印象。3人でも使用しやすく、自宅にカフェのようなスペースができます。

正方形は二人で食事が出来るサイズ。丸よりもカチッとした印象で、壁付けするとかなりスペースがコンパクトになります。

Q3:ベースがクロスではなくプラスなのはなぜですか
プラス脚というデザインを採用したのは、使いやすさ、見た目のスッキリさが理由です。
ベース部分が壁と平行、垂直になっていることで、足元を含め見た目の印象が大きく違います。

■ 使いやすさの違い
クロス脚(左のイメージ)の場合、イスを引き出し仕舞うときに、イスの脚がベースを乗り越えさせなければなりませんが、
プラス脚(右のイメージ)であればイスをそのままスーッと引き出せ、片手で押すだけで仕舞うことができます。


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■ アーム付きのイスも収納できるのですか
ミニマルな構成ながら脚を固定する幕板もなく、天板自体が薄いので普段天板にぶつかってしまう多くのアーム付きのイスも天板の下にすっきりと美しく収めることができます。
(DINER TABLE には、アーム高695mm未満のアームが天板の下に収まります。)


HIGH DINER TABLEにBENT HIGH STOOLを合わせた場合、使っていないときにはコンパクトに収納できます。


Q4:素材やカラー、製品の仕様について教えてください。
天板の薄さは3mm、塗装はDUENDEのMUKOU、WAGONなどで採用しているオリジナルカラーで、マットでザラッとした素材感のあるダークグレーです。

天板と支柱との固定も特殊な方法で横からの見た目にも影響せず、膝のあたりなどを踏まえて柔らかなカーブを付けました。



エッジの効いた陰影が美しい無垢の鉄棒は、支柱とベースの接合部分もミニマルできれいな印象を与えます。

また、床の凹凸に対応するアジャスターについては、ベース脚が床から浮かないよう、M10皿ネジの形状にフレームを切削加工し、アジャスター機能を付けました。

※こちらの製品は組み立て製品です。ベースと支柱は鉄の塊の為、大変重くなっています。安全のため、必ず二人以上で組み立てをしてください。
(参考・組立説明書)SOLID STEEL DINER TABLE 組立説明書____________________________
この製品によって部屋の空間がどれだけ広く有効に使えるのか、ということを第一に考えて開発を進めました。
スペースをなるべく抑えた「ダイナーシーン」を想定し、既存のダイニングテーブルとは一線を画する、世の中にまだないテーブルです。
アメリカの映画に出てくる「DINER」という、簡単に食事をしに行く場所をネーミングに取り入れ、欧米諸国とは少し違った、限られた空間・時間しかない現代の日本の生活に必要な、新しい選択肢のひとつになると思います。
このテーブルによって、新しい空間を作り、心地よく感じていただければたいへん嬉しく思います。
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