Special #4-2

DUENDEからは「人」の意思を感じる
– 日用品愛好家が語るDUENDEの魅力 –

日用品愛好家 渡辺平日氏インタビュー 

2023年1月27日

いつもDUENDEを応援してくださりありがとうございます。今回、ブランドを掘り下げるため、DUENDEを愛用している方へのインタビューを実施しました。最初にお話を伺うのは日用品愛好家・渡辺平日さん。誰よりも「もの」を愛する平日さんならではの視点にご注目ください。

平日さん、今日はよろしくお願いします。最初の質問ですが、DUENDEのどういうところが気に入っていますか?

渡辺平日(以下、渡辺と表記)

 

初っ端から難しい質問ですね(笑)。プロダクトは様々な要素から成り立っています。デザインとかコンセプトとかプライスなど、いろいろと挙げられますが、DUENDEはそのバランスがとてもいいんですね。そこに魅力を感じています。

あと、それにも増して魅力的なのは、「人」の意思を感じることですね。「私たちはこういうものをつくりたくてつくってんだ!」という熱意がひしひしと伝わってきます。小さいブランドならいざ知らず、DUENDEくらいの規模でこれほど熱量のあるブランドって、なかなか無いのではないでしょうか。

 

 

嬉しい言葉です。ありがとうございます。さて平日さん。DUNEDEのコレクションの中では、どのプロダクトが一番のお気に入りですか?

渡辺

軽家具だと「BENT STOOL」とか「DELTA」なんかが好きですが、一番となるとけっこう迷いますね。

日用品ではティッシュケースの「PICCOLA」が好きです。一見、ミニマルな製品に思えるのですが、かなりマニアックな仕上がりなんですよね。使うたびに「うーむ。これはディープだよなあ」と感じます。

「機構で課題を解決する」。これがDUENDE(の製品)の本質だと僕は考えています。そういう意味ではPICCOLAってすごくDUENDEらしいんですよね。決して万人向けではありませんが、これはおすすめのアイテムです。

詳しくありがとうございます。もっと掘り下げたいところですが……次の質問に入ります。

平日さんは「ふつうの使い方と違う使い方」を見つけるのがとても上手ですよね。DUENDEの製品で、平日さんらしい使い方をしているものはありますか?

渡辺

らしいかどうかは分かりかねますが、サイドテーブルの「COMPANION」を、ちょっと変わった感じで使ってますね。

ふつうはソファとかベッドの側に置くところを、僕はダイニングテーブルの真横に設置しています。そこにティッシュケースやら消毒スプレーやらかさばるものを置いています。これはけっこういい使い方じゃないかと。

これはなかなかおもしろい使い方ですね。机のスペースが広がるので仕事もしやすそうです。
さて次の質問ですが、DUENDEでどういうものが欲しいですか?

渡辺

ずばりステップ(踏み台)ですね。定番とされるプロダクトはいくつもありますけど、なんとなくしっくりこなくて……。ぜひDUENDEが手掛けるステップを見てみたいです。

あとはゴミ箱も欲しいですね。アンブレラスタンドの「MUKOU」はもともとゴミ箱だったそうで、ぜひ製品化してほしいと密かに思っています。

 

 

ぜひ検討させていただきます。それでは最後に、少し話がそれますが、最近買ったいいものを教えてください。

渡辺

1年間で数百回は買い物をするので、これは語りだしたら止まらなくなりそうです。

おもしろいものですと、最近、とても古い電卓を買いました。〈CASIO〉の「Personal 1」という製品で、1975年頃に発売されたようです。僕は90年代生まれなので大先輩ですね

 

渡辺

最近の電卓のほうが圧倒的に使いやすいけど、とにかく佇まいがよくて……。たまに電源が急に落ちちゃうんですけど許せちゃいます。

僕は車には関心がないのですが、「そうか。旧車が好きな人はこういう気持ちなのかな?」と思ったりしています。知り合いに大の車好きがいるのですが、エンジンがうまく掛からなくてもちっとも気にしないんですよね。「よしよし。今日はちょっと機嫌が悪いんだね」とか言って(笑)。

定位置はCOMPANIONのトレーです。COMPANIONってDUENDEの中では最もコンテンポラリー(現代的)な製品だと思いますが、こんな古いものがちゃんと馴染むのはおもしろいですよね。なんでしょう、懐が深いというか。今後もいろいろな組み合わせを模索してみたいです。

渡辺平日さん、楽しいお話をありがとうございました。

渡辺

こちらこそありがとうございました。そうそう。近々、新作が出るそうですね。とっても楽しみにしています。

渡辺平日

日用品愛好家。大学を卒業後、インテリアショップに就職。仕事を通じて「もの」に対する知識や感性を養う。現在は執筆活動だけではなく、美術協力や製品開発など、良く言うと多方面に、悪く言うと無軌道に活躍の場を広げている。

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