開発ストーリー

DEVELOPMENT STORY

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Q1. BENTSTOOLがDUENDEから発売になった経緯は?

海外のデザイン学校で学び、数々の展示会にも出展されていたプロダクトデザイナーの岩元航大氏が2015年に発表した作品をDUENDEのオリジナルとして製品化を申し入れて実現したプロダクトです。 

Q2. デザインや製品の特徴はどこ?

岩元さんが現在使われている加工法や工作機械を自らの手を動かしてスタディーをする中で、鋼材を曲げるための機械で比較的柔らかなアルミパイプを曲げる実験を行ったときに、アルミパイプが機械の芯に潰れて巻きつき外れなくなった様子を見て、この接合方法を使った「BENT STOOL」デザインが生まれました。

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この製品がGOOD DESIGN賞を受賞したのは、いままでにない独自の接合方法を取り入れ、径の違うたった二本のパイプを曲げて製品を完成させた事も含め、実際にスツールとしての使いやすさとデザイン性が認められたからです。

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全体を造り上げているフレーム構成、座面の形状のバランスもとても魅力的だと思います。
柔らかい曲線を見せる座面はアルミニウム素材で、リベットという固定金具でメインフレームに取り付けてあります。塗装が施された凹凸のある座面と取り付け部品までも美しさを感じさせます。

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DUENDEでの製品化にあたり、一般的な家庭のキッチンや、キッチンカウンターにも合うデザインのハイスツール型も製品化する事にしました。
キッチンカウンターの高さの一般的なサイズである800mm-900mmで食事がしやすく、お料理をするコンロ、調理スペース前でも、腰をかけてひと休みできる高さを検証して座面の高さを決定しました。
前後を逆にして座面後部をカウンター板に引っ掛けると、床掃除の時に邪魔にならないというメリットもあります。また、付属のクッションを座面の裏に貼り付けると、二台までのスタッキングが可能になっています。

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Q3. 製品化をする際にこだわった点など

スツールの前脚となる細い径のパイプに、メインフレームのパイプが巻きつくように角度を変え、そのまま後ろ脚になるというシンプルなデザインですが、今までの常識ではこのフォルムは出来上がりません。
パイプは丸く中空にしているから強度が増す材料なので、潰れると強度が弱くなり、曲げる場合も急激に、鋭角にも曲げられず、潰れる限界までにしか曲げないのがこれまでのルールでした。この独特な曲げの部分がきれいに仕上がることがデザインのポイントとなるので、手探りに近い状態で金型を作り始め、最終的に2段階に曲げることで今の姿が完成しました。

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後ろ脚となる太いパイプは斜めに床に接地するので、樹脂を成形してオリジナル化しました。
斜めのキャップの角度がずれてしまうと床に設置するところが不安定になり、勢いよく座った場合などに転倒し、大けがにつながる危険もあるため、独自の樹脂キャップを作ったのです。脚パイプには凹、樹脂キャップには凸部を設ける工夫で、キャップを嵌めるときや、使っていても正しい角度が確実に維持するよう、安全にご使用いただける配慮もしました。

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座面部分は押し出し成型というアルミニウムのかたまりを溶かして、専用の金型から作りたい形に加工する方法を採用し、湾曲させることで座っていてもお尻が痛くなりにくい形にしています。
また、長く使っていただくために、座面の裏には座面の強度を保つスチールで補強も追加しました。開発当初のアルミの偶然から見つけ出した製法により、シンプルな見た目の美しさと機能的なデザインによって、ロングセラー商品のスツールが誕生したことを、とても嬉しく思っています。

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