開発ストーリー

WALL HANGER DEVELOPMENT STORY

Q1:壁掛け式のラック、ハンガーの開発の経緯は

沖縄県出身のインテリア・プロダクトデザイナー真喜志奈美氏を、親交のある方からご紹介頂き、真喜志氏の過去の作品やプロトタイプを撮影したポートフォーリオを見せていただいたのが、このWALLシリーズを開発するきっかけになりました。

棚自体の存在感が強く、とくに狭い部屋の中で横から見たときに、目線の上まで板で覆われている姿は圧迫感があり、窮屈な思いを経験していたため、WALLの姿を見た時は目から鱗が落ちたようでした。

プロトタイプはもっと簡素で本を置くためのプロダクトでしたが、DUENDEのオリジナル製品として開発するにあたり、荷物を置けるシェルフと、ハンガーラックをシリーズで作ることにしました。

 

Q2:デザインのコンセプトや製品の仕様はどのように決まったのか

イタリアの電車内にある荷物置き場のようなイメージ。
荷物を置くために作られた工業用品に近しく、パイプだけで壁に立て掛けるモノの置き場というデザインコンセプトは、住居でも荷物が少ない真喜志氏自身のミニマルなライフスタイルから生まれたプロダクトでした。

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パイプだけで作られており、支柱も左右脚先まで一本のみで壁に立てかけることで成立しています。
棚はすべて同じ奥行きですが、横から見ると上に向かって壁に寄り添っていき、目線より上の圧迫感が減少するので、一つ一つの部屋が小さい日本の住空間にマッチすると思います。

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壁に立てかけるシェルフは、オフィス向けの製品は日本でも以前から存在しましたが、家庭で使うようなサイズ、デザインではなかったので、WALLシリーズが家庭のインテリアに取り入れられた壁掛け式のシェルフ、ハンガーとしては初めての製品だったと思います。

 

Q3:製品化をする際にこだわった点など

1stサンプルは横揺れが激しかったため、構造自体の見直しが必要でした。荷物を乗せることで安定する設計でも、壁に立て掛け、荷物を上まで収納するシェルフが横揺れしては安心して使っていただくことはできません。

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横から見たときの印象もデザインの特長で、パイプが繋がっているようにシンプルにしたい。
支柱の太さは変えず、外側からネジ留めはしたくない。というデザインコンセプトのもと、丸パイプである支柱に、同じく丸パイプの棚をどのように固定すれば揺れを抑えられるかなど、制作方法にとても苦労しました。

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棚板の幅を違え、天板だけ支柱と横幅を揃えましたが、同じ幅で試作を作ってみたり、一番下の棚は荷物を置く際に壁まで伸びているほうが使いやすいのではないかなど、今までにない製品の開発にあたって、作ってみないと解らない部分も多くありました。

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デザインのバランスを幾度も試し、スタートから最終的な仕様が決まるまでに一年近くかかりましたが、使う人の生活や、使い勝手を考えて完成に至ることができました。

お気に入りの寛ぎ部屋空間で、軽やかなインテリアを演出するお手伝いができるシェルフになることを願っています。

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